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2017.07.12(Wed) COLUMN

【Fit in.】太っちょ男子にマッチするコーデvol.2

体型がガッシリとしたメンズの天敵は、何と言っても膨張色。

パステルカラーのような明るい色や白・アイボリーといったのが、それに当てはまる。

25年間の生涯で一度も彼女がいたことのない智の私服は、まさに膨張色のオンパレード。

そもそも好きな色がオレンジと白だというのだからどうしようもない。

に、反して、当の本人は1日でも早く彼女が欲しいという発作かと見紛うかのような愚痴を毎日こぼしている。

それに見かねた健太郎がしたアドバイスは、「品を身につける」か「ワイルドな一面を出す」の2つだった。

もちろん中には可愛らしいぽっちゃり男子が好きな女性もいるだろう。

ただ、自分を好んでくれる守備範囲を広げるというなら、なるべく王道のテイストを取り入れていくのが最短の近道になる。

その要素を込めて、健太郎は智に一世一代のイメチェンをするべきだと伝えた。

普段の私服は、白とオレンジのデカTをメインに、下は大体が太めのデニム。

たまに着てくるオーバーオール姿は、某芸人を彷彿とさせ、男性としての色気や気品は何も感じられない。

あくまで愛嬌の良さを求めるのならそのままの格好でも良いわけだが、彼の場合「女子受け」を狙っているため、間口を広げる矯正は必須だ。

「来週末、服見に行こうぜ」

健康的な焼けた肌と爽やかな笑顔が特徴的な健太郎が、その面倒見の良さを爆発させるのは、何も今に限ったことではない。

智が意中の女性に告白し、断られるとその度に励ましの会を開いてくれるし、「何かあったら俺に言えよ」というのは彼の口癖だ。

生来のお人好しなのか、不憫な人間がほっとけないのか、とにかく智が困っている時に救いの手を差し伸べている。

そんなやりとりを中学に進学した時からしているわけだから、健太郎のアドバイスには智も信頼を置いている。

他に頼る場所がないというのもあるが。

体型は関係ない王道スタイル


健太郎の指示通り、次の週末に吉祥寺駅前で待ち合わせをした二人。

智も日頃から吉祥寺には洋服を買いに来るので、馴染みのある街ではある。

ただ、これから着用するのはこれまで自分が着てきたものとはまるで違うベクトルとなる。

智の私服は、これまでB-Boyのようなダルっとした体格よりさらにワンサイズ大きいアイテムでコーディネートを固めてきた。

健太郎が智にイメージしていたスタイルは、「インテリ系のぽっちゃり男子」。

おデブにありがちな服選びとして、自分の体型を覆い隠すような大きめのサイズをチョイス傾向がある。

しかし、服選びは体型に関係なく、自分の体のサイズに合ったものを選ばないと野暮ったく見えてしまう。

もちろんアイテムの色味も黒や寒色系のアイテムを選ぶ方が、全体のシルエットがタイトになる。

事前にネットで下調べをした健太郎は、そのポイントを重点に智に似合う服選びをした。

「この感じいいな!」

健太郎が智にすすめたアイテムは以下の4点

黒とグレーのチェックシャツ

ダークグレーのスラックス

黒のジレ

黒ハット

一見、スレンダーなモデル体型の男子が着用していそうなコーディネートだが、実は大柄な男性でも通用する汎用性の高いスタイルになる。

ふくよかな体型の場合、顔まわりの小物選びにも注意する必要があるが、小さすぎない顔のサイズに合った帽子を選ぶのがポイントだ。

まるでスタイリストばりに智にマッチした洋服を選んだことで、改めて親友の頼りがいを実感した。

選んでもらったアイテムは、試着後すぐに購入を決め、その日を境にそれまでのドカサイズの洋服は着ないことに決めた。

とは言っても、オシャレに感じているのは智と健太郎の二人だけかもしれない。

女子目線からはどのように写っているのかはまだ定かではないので、買ったばかりの洋服を身につけたまま、2人はセレクトショップからそう遠くない相席屋へ繰り出した。


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