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2017.07.12(Wed) COLUMN

【Fit in.】太っちょ男子にマッチするコーデvol.1

仕事終わりに焼肉を平らげた上、帰りにコンビニでスナック菓子を買って帰る。

夕食を済ませた後でも、何かしら食べ物に手が伸びるのは、中学の頃からの習慣だ。

今年で25歳になる智(さとし)は、俗に言う「おデブ」な訳で、首回りやお腹についた肉付きの加減は、お世辞にもスタイルが良いと言えない。

いわゆるぽっちゃり男子であるわけだが、本人曰く「少し汗をかけばすぐに落とせる」らしい。

同じような見苦しい言い訳をしながらすでに10年近くなる訳だが、彼の中で自分の体型はコンプレックスではなく、個性なのだ。

事あるごとに友人からは早く痩せろだの食い過ぎだのだとツッコミを入れられるが、これまで本格的に減量に取り組んだことはない。

おおらかな性格で人当たりが良いので、男女ともに友人には恵まれ、人望はそこそこある。

仕事終わりには好きなものを食べて帰宅するので、一日の終わりは常に満足した状態で家に着く。

リノベーションに特化したデザイナーの仕事は、やりがいもあるし給与にも不満はない。

生活は、順風満帆だと言って良いだろう。

ただ、智にはどうしても塗り替えたいレッテルが一つだけあった。

それが、「年齢=彼女いない歴」という、最近となっては絶滅危惧種にもなっている珍しい肩書きである。

25年もの間生きてきて、未だに恋人も一人ができたことがないのは、言わずもがなルックスによるところが大きい。

女性の知り合いは少なくない。友人も少なくない。なのに恋愛には至らない。

もちろんこれまで好意を抱いた相手は何人もいる。告白した回数も年に一度では足りないほどだ。

しかし、智に告白された女性はほぼみんな決まって同じセリフを言う。「人は好きなんだけど・・・」と。

友達としては居心地が良いのだが、どうしても男性としての魅力を感じられないと言うのが、智の恋模様が終わりに至るケースだ。

智の幼馴染で親友でもある健太郎は、彼の体型だけではなく、私服にも問題があると指摘した。

細身で長身の健太郎は、とにかく学生時代から恋人がいなかったことはないほど、智とは真逆の恋愛人生を送ってきている。

幼稚園の頃からの付き合いで、失恋した時にはいつも慰めてもらっていた上に、健太郎が伝えてくれるアドバイスには一定の信頼を寄せていた。

2週間ぶりに二人で飲みに行った居酒屋で、ふと健太郎が言った「私服と髪型に問題がある」と言う一言にも、前のめりになって耳を傾けた。

健太郎は智にこれまでの私服をガラリと変えたほうがいいと提案した。

と言うのも、智が普段着ている服装は、オーバーオールかB-Boy系でカジュアル寄りの格好が多い。

体型には即したスタイルで、特に違和感はないのだが、25歳と言う年齢に少し問題がある。

そろそろ30歳を迎える男性としては、知性と色気が足りないのだ。

「肥満をサイズの大きい服装で隠そうとするから余計野暮ったく見えるんだよ」

これまでの服装に代わってススメたのは、ジレやシャツを中心としたインテリスタイル。

かつ、黒縁の伊達メガネやハットといった小物を取り入れると、体型がふくよかでもスマートに見えるわけである。


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